---topics:オートフィル、文字の見た目を変える---

エク弱のための第5章

ハイ、本日は「Excelで遊ぼう」をテーマに、Excelのいろんな機能を学んでいこうかな、と。 ま、テーマがこんな感じなので、みなさんもリラックスしてExcelいじってもらえたらな、と思っております。 では、スタート。

オートフィルあれこれ

では、白紙のExcel、開いてください※1。 今回はこれまでの続きじゃないので、白紙のExcelからスタートしますよ。 ハイ、よろしく。

空白のブックから始めます
※1 空白のブックから始めます

んじゃ、まず手始めに、1~100までの連番、振ってもらえますか?
やり方は、…そうです、1、2、って入れて選択し、右下のハンドルを下に引っ張ればよろしい※2 ※3

1、2と入力し、選択
※2 1、2と入力し、選択
右下のポッチリにマウスを合わせ引っ張る ここまではやったね
※3 右下のポッチリにマウスを合わせ引っ張る ここまではやったね

この操作はこれまでもやってきたね。 じゃ、次! 今度は1、3、って入れて引っ張ってみてください。 すると…※4 ※5

1、3にすると…
※4 1、3にすると…
1コ飛ばしになる
※5 1コ飛ばしになる

一段飛ばしになりました。
ちなみに、1、4、にすると…、もうお分かりですね。 2コ飛ばしになります。

さて今度は、下画面↓のように、

 1
(空白)
 2
(空白)

としてください※6

1コおきに入力
※6 1コおきに入力

で、下画面↓のように、1、(空白)、2、(空白)、の4セルを選択してください※72の次の空白までですよ。 そこまで選択してくださいね。 で、その状態で下に引っ張ると…※8

4つまとめて選択して引っ張ると…
※7 4つまとめて選択して引っ張ると…
空白はさんで連番になる
※8 空白をはさんで連番になる

空白をはさんでの連番になります。 ま、こういうのが役に立つこともありますので、覚えておいてください。

ちなみに、「日」だけ入れて引っ張ると…※9。 漢字の「日」です。 コレ1コだけ入力して引っ張ると…、こうなります※10

日曜日の「日」だけ入力して引っ張ると…
※9 日曜日の「日」だけ入力して引っ張ると…
続きの曜日が入力される
※10 続きの曜日が入力される

曜日が連続で入力されます。 これは役に立ちそうですね。 覚えておいてください。

次に、…オートフィルじゃないんですが…、とりあえず「1」だけ入力してもらえます?※11

ちなみに隣に干支があるが、余裕があったら考えてみよう
※11 1だけ入力した ちなみに隣に干支があるが、余裕があったら考えてみよう

んで、すぐ下のセルに=(イコール)入れてください※12。 半角ですよ。 あ! まだenterは押さないでくださいね。

半角の=(イコール)
※12 半角の=(イコール)

でね、イコール入れたあと、続けて上矢印キー押してください※13。 カーソルの移動に使うヤツです。 すると、1コ上のセルにカーソルが合い、「M1」ってのが表示されるはずです。 おおっと! まだenter押しませんよ。
もし「上矢印キー押しても動かないよ」って場合は、マウスで良いので、1コ上のセルにカーソル合わせてみてくださいね。

1コ上のセルを参照する
※13 1コ上のセルを参照する

最後に、そのまま続けて+1って半角で入力してください※14。 で、enter押すと、…「2」って表示されます※15

=M1+1
※14 =M1+1
結果は2
※15 結果は2

できましたか? もし「うまくいかない」とか「変なエラーメッセージ出た」って方は、とりあえずエラーメッセージはやり過ごしてOKですので、何度かチャレンジしてみてくださいね。

さて、これ、数式ってヤツです。 表示されてるのはただの数字の「2」なのですが、その実態は計算式です。 それは、ココ↓を見てもらえればわかります※16

セルの表示は2だが、数式バーを見ると=M1+1になっている
※16 セルの表示は2だが、数式バーを見ると=M1+1になっている

数式バーでは=M1+1ってなってますね。 Excelの計算式は必ず=(イコール)から始まります。 ちょっと違和感ありますが、…そういうルールですので、慣れてください。 すみません。
で、とちゅうM1ってやったトコあったじゃないですか。 アレ、セルの座標のこと、つまりM1セルのことなんです※17

式のとちゅうの「M1」とは「M1セル」のこと
※17 式のとちゅうの「M1」とは「M1セル」のこと

セルの座標のこと、まだお話してませんでしたっけ?
Excelが「行」と「列」から成り立ってることは、第3章でお話しましたね。 セルの位置は、この「行」と「列」で特定します。 下の例↓、ご覧ください※18。 下の赤囲みのセルは、E列8行目にあります。 こういうとき、「E8セル」という言い方をするんです、Excelでは。

座標の説明(例)
※18 座標の説明(例)

なので、「M1セル」っていうのは、「M列の1行目のセル」ってことになります。 ここまではオケイ?
でね、…えーと、話を戻して…、さっきのM1ってのはセルの座標のことなので、だから、もしみなさんがL列でやってたらこの部分は「L1」に、N列なら「N1」になったりするんですケド、…まあとにかく、1コ上のセルを参照した、と。 んで、1コ上のセルの値って「1」ですよね。 で、そこに+1するから、最終的に結果が「2」になるんです※19

M1に1を足すから、結果「2」になる
※19 M1に1を足すから、結果「2」になる

ガッテンしていただけましたでしょうか。
…まあ、イマイチまだピンときてないと思います。 なので続けて、今入れた式を下のセルにコピーしてみてください※20。 M2セルをM3セルにコピーするんですよ。 すると…。※21

M2セルをM3セルにコピーすると…
※20 M2セルをM3セルにコピーすると…
今度は3になる
※21 今度は3になる

3になりました。
では、このセルを眺めてみましょう。 すると、=M2+1になってます※22

M2セルに1を足すから3になる
※22 M2セルに1を足すから3になる

つまり、M2セルの値(すなわち「2」)に+1するから、結果「3」になるわけです。 オケイ?

じゃあ、続きまして。 さっきの式をもう1回コピって、その下、10行目くらいまで一気に貼り付けてみましょう※23 ※24 ※25。 すると…。

M2セルをコピー(M3でも可)
※23 M2セルをコピー(M3でも可)
M4~M10に貼り付け すると…
※24 M4~M10に貼り付け すると…
連番になる
※25 連番になる

連番になりました。
この式の中身、上から順に見て行ってください。 =M3+1、=M4+1、=M5+1…ってなってますよね。 それぞれ1コ上のセルの値に+1されている。 だから連番になるんです。

ガッテンしていただけましたでしょうか。 まあ、この数式の話は次章でやる予定の内容を先取りしたものですので、「まあこういうものか」ぐらいに思っていただいて、先に進みましょうか。 手を動かしているうちに、見えてくることもありますし。

文字の見た目を変える

ハイ、では。 今度はまったく違う内容をやります。 なので、せっかくだから、新しいシートでやりましょう。 下の赤丸で囲んだところ、「Sheet1」って書いてあるのとなりのプラスマーク、クリックしてください※26。 新しい白紙のシート、「Sheet2」が出現します※27

ここをクリックすると…
※26 ここをクリックすると…
sheet2ができた
※27 sheet2ができた

この辺り、バージョンや設定によっては最初から3枚シートがあったりするのですが、とにかくここからは新しいシートでやります。
あ、さっきまでやってたSheet1には、ココ↓をクリックすればいつでも戻れます※28ので、ご安心ください。 何なら戻ってみても良いですよ?

この部分でSheet1とSheet2を切り替えるんだ
※28 この部分でSheet1とSheet2を切り替えるんだ

ハイ、では。
ひとまず、下↓のように文字を入力していただけますか?※29 今から、この文字の見た目をいろいろいじくっていこうと思ってますので。 あ! 列幅は適当な広さに拡げておいてくださいね。

山田と岩鬼は18歳
※29 山田と岩鬼と里中は18歳

じゃあまず、岩鬼正美を中央揃えにしてみましょう。
やり方は、…「ホーム」タブのところにあるんでしたね※30 ※31

中央揃え
※30 中央揃え
岩鬼を中央揃えにした
※31 岩鬼を中央揃えにした

次に、里中を右揃えにしてみましょう。 中央揃えのとなりにボタン、ありますよ※32 ※33

右揃え
※32 右揃え
里中を右揃えにした
※33 里中を右揃えにした

さて、「山田太郎」と「18」はまだ触ってないですよね。 しかしExcelでは、初期設定だと、文字列は左揃え、数字は右揃えになるようルール化されています※34

文字は左揃え、数字は右揃え
※34 文字は左揃え、数字は右揃え

「数字」ってのは、純粋な数字の場合ね。 だから例えば「18」とかだと、「文字列」として扱われ、左揃えになります※35

「18歳」だと文字列扱い
※35 「18歳」だと文字列扱い

このことは、非常に小さな話ですが、頭の片隅にでも入れといてください。
まあ、数値が右揃えになると言っても、後でいくらでも変えられるんだけどね※36

数字を左揃えにしてみた
※36 数字を左揃えにしてみた

左揃えのボタンをもう1回押すと、解除されて初期設定に戻るよ。

さて今度は、山田を太字にしてみましょう。
同じくホームタブの、「B」のボタンを押してみてください※37 ※38

太字 「ボールド」って言ったりもする
※37 太字 「ボールド」って言ったりもする
太文字になった
※38 太文字になった

画像だとわかりにくいけど、ちょこっと太字になりましたね。
ちなみに、そのとなりの「I」を押すと、斜体になります※39

「I」で斜体になる
※39 「I」で斜体になる

「U」で下線が引かれます※40

「U」で下線が引かれる
※40 「U」で下線が引かれる

組み合わせることも可能です※41

太字+斜体
※41 太字+斜体

こいつらも、左揃え・中央揃え・右揃えと同様、もう1回ボタンを押すと解除されますからね。

では今度は、文字の大きさを変えてみましょうか。
画面の▼下三角、押してみて、適当な数字を選んでください※42 ※43。 初期設定は11で、数字が大きいほど文字が大きくなりますよ。

ココの▼下三角で選ぶ
※42 ココの▼下三角で選ぶ
フォントサイズを24にしてみた
※43 フォントサイズを24にしてみた

小さくもできます※44

「18歳」をサイズ:6にしてみた
※44 「18歳」をサイズ:6にしてみた

今度は、文字色を変えてみましょう。 画面の▼下三角から、好きな色を選んでみてください※45 ※46

ココの▼下三角から色を選ぶ
※45 ココの▼下三角から色を選ぶ
緑にしてみた
※46 薄い緑にしてみた

ちなみに、画面のココ↓から文字のフォントを選べるんだけど…※47

フォントの種類を選べる
※47 フォントの種類を選べる

例えば、初期設定は「MS Pゴシック」ってフォントなんだけど、岩鬼正美を「MS P明朝」にしてみました※48

フォントを変えてみた
※48 フォントを変えてみた

…ただコレね、フォントの種類がいっぱいありすぎて、どうしていいかわからないと思うんですよ。 なので、初心者のうちは、ココはあまりいじらないようにしておくのが得策かもしれません。

ハイ、じゃあ、本日はここまで。 次回はいよいよ! 計算をしていきますからね。 See You!

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